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緩衝材とは?緩衝材の種類・メリットも紹介

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壊れやすい物や精密機器を郵送するとき、梱包物が傷つかないように必ず緩衝材の使用が必要です。緩衝材は、品物とダンボールの隙間を埋めたり、品物に巻きつけて使用したりするなどさまざまな使い方があります。また、緩衝材には形状や材質など多種多様な種類があり、それぞれメリットやデメリット、使用用途が異なります。

当記事では、緩衝材の役割と緩衝材の代表的な種類を5つ紹介するため、緩衝材選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.緩衝材とは?梱包資材としての役割を解説

緩衝材とは、壊れやすい物を発送する際に、衝撃で品物が壊れないよう保護するために使用される梱包用品の1つです。緩衝材という文字通り、衝撃を緩和する役割を求められるため、ビニールや発泡スチロールなどの柔らかい素材でできているものがほとんどです。

緩衝材には品物とダンボールの隙間を埋めて衝撃を吸収したり、品物そのものに巻きつけて保護したりするなどの使用方法があります。ここでは緩衝材の主な役割を3つ紹介します。

●衝撃から保護する役割

衝撃から品物を保護することは、緩衝材の一番の役割です。どのような形状の商品でも守れるよう、緩衝材の種類は多岐にわたります。多くの緩衝材は空気を含みやすく、クッション材として優れたつくりとなっています。

●水分・湿気から保護する役割

品物を衝撃から守るだけでなく、水分や湿気から保護する役割も担っています。密封でき防水性に優れたビニール素材か、防湿性が高い紙製緩衝材を選ぶと、品物を水濡れや湿気から守ることが可能です。

●ダンボールの隙間を埋める役割

「衝撃から保護する」に少し似ていますが、ダンボールの隙間を埋めることも緩衝材の重要な役割の1つです。ダンボールと品物の隙間を緩衝材で埋めることで、大きいダンボールでも小さい商品を発送することができ、さまざまなサイズの段ボールを揃える手間やコストを減らせます。また、品物がダンボールの中で動かないようにある程度固定することで、品物の破損なども防げます。

2.緩衝材の種類

緩衝材には豊富な種類があり、材質や形状によってメリットや特徴が大きく異なります。緩衝材を使用する際は、用途に応じて緩衝材の種類を選ぶことが大切です。

ここでは、多くの種類がある緩衝材の中で、代表的なものを5つ紹介し、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説します。

2-1.気泡緩衝材

気泡緩衝材とは、ポリエチレンシートで作られた安くて軽いことが特徴の緩衝材です。凡用性が高く、一番メジャーなシート状の緩衝材は「プチプチ」や「エアキャップ」などの呼び方でも呼ばれています。

◆気泡緩衝材のメリット

  • ポリエチレンシートに気泡を入れているため、非常に軽い
  • 柔軟性が高く、どのような形状の物にでも巻きつけることができる
  • 他の素材でできている緩衝材と比べて、クッション性が高い

◆気泡緩衝材のデメリット

  • 長期保存をすると、気泡緩衝材の中の空気が抜けるため、緩衝効果がなくなる恐れがある

おすすめ商品

■エアキャップ一般120

一般的に流通している気泡緩衝材で、120cm幅のロールタイプの商品です。安心の日本製で、カッターやハサミなどで簡単に加工ができます。あらゆる形状の物に巻きつけることができるため、食器など壊れやすい品物の梱包におすすめの人気商品です。

 

 

 

2-2.エアークッション

エアークッションとは、中に空気が入っているビニール製の緩衝材です。名前の通りクッションのような見た目をしており、エアー緩衝材や空気緩衝材とも呼ばれます。ピロータイプやバブルタイプなど形状の種類は数多く存在します。

◆エアークッションのメリット

  • 気泡緩衝材より強度がやや高い
  • 1個のサイズが大きいため、ダンボールの隙間を埋めるのに適している
  • 不要になった場合、空気を抜くとコンパクトに圧縮できる

◆エアークッションのデメリット

  • クッション状の形をしているため、品物に巻きつける梱包は難しく、小物を梱包するのには不向き
  • 空気を入れた状態で長期保存をすることが難しい

おすすめ商品

■エアピロータイプ緩衝材200×100(箱入り)

空気を封入している状態で届くため、専用機械を使って空気を入れなくてもそのまま使用できる商品です。連結しているエアピローの間にはミシン目が入っているため、必要な長さにカットして使用できます。

 

 

2-3.ソフト緩衝材

ソフト緩衝材とは、コーンスターチが主な材料で、まゆ玉のような形状をしている緩衝材です。「ハイタッチ」「エコホールド」など硬さや素材の違う緩衝材が豊富に流通しています。

◆ソフト緩衝材のメリット

  • 復元力に優れており、クッション性が高い
  • 主な原材料のコーンスターチは、処分するときに有毒ガスが出ず、環境に優しい
  • 品物とダンボールの隙間を埋めるのに適しており、高いフィット性が望める

◆ソフト緩衝材のデメリット

  • 粒が細かいソフト緩衝材の場合、ダンボールの中で品物を固定することには向かない
  • 素材によっては、粒が潰れやすく柔らかいものもあるため、重量のある物の梱包は適さない

おすすめ商品

■ハイタッチ バラ

草の繊維の配合を少なくしたため、従来の商品よりにおいが軽減されています。使い終わりは、可燃ごみとして処理が可能で、コーンスターチが主原料のため環境にも優しいバラ緩衝材です。

 

 

2-4.角保護緩衝材

角保護緩衝材とは、その名の通り品物の角を破損しないようにする緩衝材です。「エッジボード」や「コーナーアングル」と呼ばれることもあります。

◆角保護緩衝材のメリット

  • 材質の種類が豊富で、ダンボールや発泡スチロールなど使用用途に合ったものを選べる
  • 品物の上下に当てることで傷やへこみ、PPバンドの食い込みから品物を守ることができる
  • 家電製品など重量のある精密機械や割れやすい品物の保護に向いており、クッション性が高い

◆角保護緩衝材のデメリット

  • 角保護緩衝材の種類によっては組み立てが必要なものがある
  • 保管の際にある程度のスペースが必要

おすすめ商品

■アース段コーナー100×100×105(厚み25)

組み立て式で保管場所をとらず、環境に配慮された再生紙ダンボールでできた商品です。ダブルダンボールを4枚重ねて製作されているため、耐圧強度と緩衝性が優れている梱包材です。

 

 

2-5.保護シート

保護シートとは、ダンボール素材またはプラスチック素材でできた板状の緩衝材です。ダンボールでできた緩衝材は「巻きダンボール」や「片面ダンボール」と呼ばれ、プラスチックでできた緩衝材は「プラダン」と呼ばれています。

◆保護シートのメリット

  • 巻きダンボールは、柔らかく加工がしやすいため、品物に簡単に巻きつけられる
  • プラダンは、作業時の養生用シートとしても使用され、強度があり保護性が高い

◆保護シートのデメリット

  • 通常のダンボールは3層構造だが、巻きダンボールは2層構造のため、やや強度が劣る
  • 緩衝性能が他の緩衝材よりやや劣るため、衝撃で壊れやすい物の梱包には不向き

おすすめ商品

■巻ダンボール

一般的な巻きダンボールに「バイアス」と呼ばれる格子状の曲げ線が入っている商品です。バイアスを入れることで、曲げにくい縦目方向にも簡単に曲げられるため、梱包作業の効率化を図れます。また、凹凸とした形により、緩衝機能も高くなるというメリットがあります。

 

 

まとめ

緩衝材とは、梱包する品物を衝撃から保護するために使われる柔らかい素材でできた梱包資材です。緩衝材にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なるため使用用途によって適切な緩衝材を選ぶことが大切です。

ダンボール・梱包用資材の専門サイト「ダンボールWiki@spica-mission」では、バラエティ豊かな緩衝材を販売しています。緩衝材だけでなく、梱包に必要なダンボールも多く取り揃えているため、荷物の発送を検討している方は、ぜひダンボールWiki@spica-missionをチェックしてみてはいかがでしょうか。